- 大事に残すことろ。新しくしたいところ。昔ながらの家を私たちの理想のかたちにリフォームしました。
2つの家をDKリビングでつなぐことで
すべての部屋を使えるようになった。
敷地内同居だった2軒の家を新しくDKリビングでつなぐリフォーム。2011年12月に暮らしを着替えたM邸です。
ここは奥様のご実家で、母屋は昭和43年の築。別棟は同居を始める昭和63年に建てたもので、DKリビングはもともと、母屋の土間と台所、お風呂、トイレなどがあった場所でした。「母屋はいわゆる田の字型の間取りで、段差の多い古い家でした。母が車いすの生活になったのをきっかけにバリアフリーの家にしようということになりました」とご主人。娘さんたちに薦められて「わっとプラザ」の見学にいらっしゃったのがお付き合いの始まりです。
「モデルルームを見たら、もう一目でとりこですよね(笑)。他の業者さんとの図面を見比べても明らかにデザインのレベルが違っていました」。当初はリビングだけのつもりでしたが、最終的には風呂から玄関まわりまで広がりました。「今までは1階は薄暗くてほとんど使うこともなく、実際に雨戸を閉めたままの部屋も多かった。リフォームしてから、すべての部屋を有効に使えるようになりました」と言います。
まさか、典型的な田舎の農家にウッドデッキがつくとは思わなかった。
実は2棟とも、外観はほとんど昔のまま。「特に母屋は父がこだわって建てた家だったので、外観を含めて自慢だった床の間と欄間を残してあげたかった」。DKリビングに立っている柱も、昔からこの家を支えてきたもの。使えるものは大事に使うリフォームです。
もう最高ですね。娘と一緒に食事を作ったりしますし、今は友達を招いてうちに来て貰う事が嬉しい。同じ家なのにリフォームした事で家族の動き方も気持ちも少し違ってきたみたい」と、奥様。以前はそれぞれの部屋で別々に過ごすことが多かったけれど、今は自然にリビングに集まって来るようになりました。
「それに典型的な田舎の農家の家でしたので、まさかウッドデッキが付くとは思いませんでした。天気がよい日はテーブルを出してランチをしたり、ビールを飲んだり。ご近所の方が来ても座ってお喋りできます。今までこうしてお庭を眺めることもありませんでした。理想のかたちにリフォームできました」。今では対面キッチンからお庭を眺めながらお料理をするのが楽しみなのだそう。
M邸のおしゃれでセンスのよいこの暮らしぶりです。
LDK
白木の温もりと白い壁、シンプルな空間の作り方に惹かれたという奥様。薄暗い土間と台所だったスペースがおしゃれかつ明るいDKリビングに変身。引き戸の向こうは母屋の床の間や玄関も。リビングの柱はもともとあった古い柱を白いボードで包んで使っています。
お庭から眺めたDKリビング。お父さんがこだわって建てた家だから、屋根も外観もそのまま大事に使っています。その屋根の勾配があるため、ウッドデッキに面して椅子を置いてあるスペースだけ、リビングの床から10センチほど下げています。
対面キッチンの奥は、以前、お風呂とトイレがあった場所。リフォーム後はこんなふうに食品庫や収納スペースに。