- 築25年、親世代から子世代へ実家を受
け継ぐリフォームです。
「まだ壊すのはもったいない」から始まったリフォームです。
親世代から子世代へ実家を受け継ぎ、今の暮らしに合わせた家にリフォームしたM邸です。「築24年、まだそんなに古くもないし、壊すのはもったいない。いろんな見学会にも出かけてリフォームしようということになりました」と奥様。200万円の補助を活用した断熱・耐震リフォームです。それも後押ししてくれたと言います。
そのリフォームは1階が中心。それまで廊下に囲まれて暗く、昼間でも電気をつけなければいけない暮らしでした。「だから、とにかく明るい家にして下さいとお願いしました。それに、子どもたちがまだ小さいので、のびのび遊びながら大きくなっていけるおうちにしたい。それが一番の基本です」。そうして出来上がったのが、仕切りのない広々としたワンフロアのDKリビング。それまで北向きだったキッチンも、リビング全体が見渡せるようにシンクの位置を変えました。お子さんたちも毎日、おもいっきり走り回っています。
「おうちが新しくなって楽しくなった。お兄ちゃんはお友達をいっぱい呼ぶようになりました。走り回れるし、みんなに見せたいみたいです」。
リフォーム前の続き和室の文化を残して人が集まれるリビング空間に。
リフォームしたM家のリビングは、家だけではなく、あるものを大事にするという考え方や暮らし方も生かしたリフォーム。昔ながらのおきゃくができる続き和室の文化もちゃんと残しています。「今まで細かく仕切られた空間だったので、無駄なスペースも多かったのですが、これでみんなが集まって来られる家になりました。もう親戚や友人と、何回も大おきゃくをしました」と奥様。近くの隠居に住むご両親とも、毎日、一緒に食卓を囲む和やかな暮らしです。
ただ、ちょっぴり淋しいのは、ご主人がリフォームの完成と同時に東京へ転勤になってしまったこと。5月の連休には、会社の方たちをお招きし、20人の大おきゃくをなさったのだそう。ご長男だけではなく、大人も人を招きたくなる家になりました。
「おうちをリフォームしてから一番変わったことは子どもたち2人が、すごく手伝いをしてくれるようになったこと。キッチンまわりが広くなったということもありますが、パパが転勤になって子どもたちなりに助けてくれようとしているみたい。お片づけや洗い物の手伝いもしてくれます」。ママも驚く子どもたちの成長です。
LDK
リフォーム前はモノで溢れいていたので、できれば作り付けの収納だけで済ませたいと思っていたという奥様。細かく仕切られ、無駄なスペースが多かった空間も、ワンフロアにする事で、すべてが有効なスペースになりました。
部屋が細かく区切られ、収納スペースも足りない状態でした。
玄関から入ってすぐのDKリビング。キッチンに向かい合うように、パソコンコーナーを作りました。水回りのそばで意外な使い方ですが、とっても便利と奥様。
リフォーム前の続き和室の面影を残したリビング。大黒柱や通し柱もそのまま使いました。ソファーを移動させると大おきゃくができる広さ。和室の壁面収納には、神棚も大切に祀っています。