- 築40年、2度目のリフォーム。全然違うお家になったと、孫も驚きの大変身です。
仕切りを除き、ワンフロアのLDKに。
リフォームはやっぱりタイミングです。
以前、ご紹介したMさんのお友達、Kさんです。「室内に仕切りがあって狭かったので、ずっと前からリフォームしたいと思っていました。ある日、和室と台所の境の壁を取って一つにしたらと嫁が言ったんです。Mさんところのリフォームを見て、うちもやろうと決心がついた。リフォームはやっぱり、タイミングだと思いますね」と奥様。そのMさん夫婦は毎日のようにリフォーム見学にきてくれたのだそうです。
K邸は昭和46年の築。昭和60年に一度、増改築しています。今回が2度目のリフォーム。台所と居間、和室と仕切られた1階をワンフロアにリフォームしました。そう考えると自由度の高い木造建築の良さです。「孫も嫁も、“うわっ広い、全然違うおうちになった”と驚いてくれました。孫が来る度に一つ一つに感動してくれる。リフォームした甲斐がありました。さすが、不可能を可能にする和建設さんです(笑)」。
息子さん一家、娘さん一家が、しょっちゅうやってくるK邸。さらに集まりやすくなり、賑やかさも楽しさも増しました。
一見、邪魔に思える柱も実用の柱、癒しの柱に。
思い出も残すリフォームです。
壁で仕切られていた和室は、奥様の憧れだった対面キッチンに。元のキッチンは畳コーナーに。「たった2畳分だけど、これがあるとないとではすごく違う。洗濯物をたたんだり、アイロンをかけたり、ミシンを使ったりするのに便利です」。
そのフロアに目立つのは2本の柱。昭和46年当時から40年近く、K家とともに暮らして来た柱であり、構造上、どうしても必要な柱です。入り口にある柱は奥様の癒しの柱。「この柱は建てた当初からある愛着のある柱。毎朝、2階から降りて来て、まず、この柱にぎゅうっと抱きつくのが日課。びくともしないし、癒されます。主人は柱に抱きつくなと言いますけど(笑)」。そして、もう1本はダイニングテーブルの真ん中に立つ柱。オーダーで、この柱を中心にテーブルを作りました。「どの柱も邪魔に思うかも知れないけれど、ものすごく便利で存在感があります。これはコンセントを付けて実用の柱に。私はこういう遊びが好きですし、柱があるお陰で安心感がある。室内に変化も出ます。新築ではこうはいかない。」と奥様。
家は家族の大切な歴史を刻んだ場所。思い出とともに暮らす名残りの柱が、それを教えてくれます。
LDK
今まで仕切られていた壁を取り除いてワンフロアに。天井高も少し上げて圧迫感をなくしました。畳スペースは元キッチンのあった場所。「畳があると何かと便利」と奥様。
以前は各部屋が仕切られていたので、窮屈に感じていたそうです。
LDKの入り口にある柱。2階から降りて来て、奥様が毎日抱きつく癒しの柱です。家を建てた当初、玄関部分で壁の中に隠れていた柱でした。「邪魔というより落ち着きます」。
ほしかった天窓。2階の物干し台を避けて採りました。「希望より小さな天窓になったけれど、充分に明るさも光りも入ります」と奥様。