- リフォーム後、主人が台所を磨き始めました。主人も一部リフォームされたみたい。
私たちの要望に、和建設だけが頭ごなしに「ノー」と言わなかった。
定年退職を機に、夫婦ふたりのこれからの暮らしを考え始めたというSさんご夫婦。築26年になる我が家の台所スペースをワンフロアのキッチン&リビングにリフォームしました。「年をとると友達が財産」という奥様は、家に主婦友達を招いてお喋りをするのが楽しみという明るい奥様です。
「でも、ある日、主人が『こんな汚い所によく人をお招きするなあ』って言ったのです。そう思って見回したら、確かに友人宅に比べると古くてきれいとは言えない(笑)。ケーキやパンを焼くのにオーブンを使うと電源が落ちたりして不自由だし、思い切ってリフォームに踏み切りました」。
参考にしようとモデルハウス巡りを始めたSさんご夫婦と和建設が巡り会ったのは昨秋のこと。「最初、主人は3社に見積りをお願いした。ところが、こちらの希望を伝えると頭ごなしに"それは無理だ"と言う。でも和建設さんだけは違いました。何度でも提案してくれる。最終的には『ビ・ウェル高知駅前のリビングみたいにして』とお願いをし、あとは全面的にお任せしました」。こうして1ヶ月の工事期間を経て、がらりと変わったS家の台所です。
対面キッチンで生まれる、90センチの空間は無駄かゆとりか。
ご夫婦の議論の結果はこうなりました。
それまで東向きだったキッチンの位置を変え、和室をやめ、奥様憧れのアイランド型キッチンのあるワンフロアに。「それまでは家族に背中を向けて家事をしていたので、振り返ったらもうおかずが何もないような感じで、実はずっとイヤだった(笑)」のだそう。台所にいることが多い奥様の理想のキッチンになりました。
「当初、主人は対面キッチンにした場合に生まれる90センチの空間がデッドスペースだと言って抵抗しました。でも、実際に出来上がってみたら、その90センチ幅がすごく良かった。今まで何もしなかった主人が料理や洗い物をするようになり、夜な夜な台所を一生懸命磨き始めました。主人も一部リフォームしたというか変身しました(笑)」。長年連れ添っていても、まだまだ新発見のあるご夫婦の面白さです。
「今、リフォームして良かった。10年後ではしんどくなっていたと思います。少しでも健康に暮らすには日々の暮らしが大事。これからの生活を少し豊かに暮らしていけそう」と奥様。だから、和建設はリフォームではなく「リ・ライフ」と呼んでいます。
キッチン・リビング
冷蔵庫やテレビを置いている場所が、元の台所の位置。新しいキッチンは元和室でした。収納カウンターは元押し入れだったところ。『家は女性のお城だから、一番満足するかたちにしないといけないと実感しました」と奥様の感想です。
リフォーム前のキッチンは手狭で、
家族に背を向けての台所仕事でした。
玄関もリフォーム。写真では見えませんが、右側の階段下に大きな玄関収納を作ってもらいました。灯油缶やストーブ等が片付けられて便利。玄関のお花は今日の取材のために娘さんが届けてくれたもの。