- 家をもう一度リフォームすることで
また、家族がつながった。
お金には替えられないものを得られた。
定年退職後の人生を楽しみながら暮らせる家にリフォーム。
子どもたちも結婚、独立をして、また夫婦ふたりの生活に戻ったM邸です。奥様の定年退職を機に、2008年秋、これからまだまだ続く人生を楽しみながら暮らせる家にとリフォームしました。Mさんご夫婦のリ・ライフです。
M邸は築29年。結婚当初に建てた木造2階建です。「台所もかなり老朽化していたし、定年後の人生をどう生きて行こうかと二人で話し合って改築を決めました。まさに大変身。新築同然という感じで、すごく快適です。本当にええリフォームやった」とご主人。奥様は「今までは子育てに家事に仕事にと毎日忙しくて、家でゆっくり過ごすことがなかった。でもこれから時間はたっぷりある。その時間を楽しむためには、今、リフォームしておかないと十年後では意味が無いと思ったんです」と言います。
その奥様の希望は「いつも友達が来てくれる家」。1階は、ご主人の希望で日本間と玄関の壁をとっぱらい、2階の一部を吹き抜けにして明るく開放的なDKリビングに。家族の歴史を刻んだ階段や和室、日本間はそのまま活用。不要になった2階の子ども部屋は趣味や暮らしを楽しむ空間に着替えました。
不要になった子ども部屋が友達と集える大人部屋になった。
日当りのいい2階は、2つめのリビングに。西側の壁をくり抜いて"夕日の見える窓"を付けました。「景色を眺めながら、友達とお喋りをするコミュニケーションルーム。近所に暮らす息子が通勤する橋も見えます」と奥様。子ども部屋が大人部屋になりました。
その子どもたちやご主人から、奥様へのサプライズがありました。予算の都合でリフォームを諦めたキッチンを、ご主人と子どもたちが内緒でオーダー。完成の日、それを知った奥様は大号泣しました。「妻は私の希望の風呂を実現させようと自分の夢を諦めた。でも私は今まで頑張ってきた妻の夢を叶えてやりたい。子どもたちがそれに協力してくれた。途中、何度もバレそうになりましたが、担当さんも大工さんも必死でごまかしてくれた(笑)」とご主人。それを聞きながら奥様はまた涙です。「私はキッチンが新しくなったのも嬉しかったけれど、もう一度、家をリフォームする事でお金に換えられないものが得られた。離れて暮らす息子夫婦や娘の気持ちがわかって、家族がまたつながった。私はそれが一番嬉しかったです」。
家づくりは幸せづくり。それはリフォームだって同じ。さまざまなホームドラマに出会えて嬉しい和建設です。
- お友達にも大好評の2階コミュニケーションルーム。西側の壁に「夕日を眺める窓」を付けました。座った奥様の目の位置に合わせた高さです。「夕暮れ時も朝ぼらけもいい眺め」。右に見える扉は収納。中はミシン机や整理棚搭載です。
- ご主人と息子夫婦、娘さんが奥様にプレゼントしてくれたオーダーキッチン。奥様の背丈にぴったりで使い勝手も抜群だそう。
リビングダイニング
細かく区切っていた壁をとっぱらって、開放的なLDKに大変身。2階の一部屋分を吹き抜けにしました。梁や階段は昔のまま。木をふんだんに使ってナチュラルな印象に仕上げています。