case15
鉄筋コンクリート造/全面改修リフォームしっかりした躯体を生かした、2世帯のリ・ライフ。 年月や生活スタイルの変化とともに家の無駄を見直して、どちらにとっても快適なニ世帯住宅に。

立て直すより、躯体を生かしたリフォームのほうが経済的だった。

広いお庭と80坪の邸宅を持つN邸です。2011年5月、8LDKのお住まいを二世帯住宅に大リフォームしました。N邸は築30年の鉄筋コンクリート2階建て。オール空調システム、オール電化という、当時としては最先端の家でした。しかし、年月とともに設備も老朽化。使い勝手の悪さとともに、その広さを持て余すようになってきました。

「立て直すとなると解体費用等が必要になる。うちの場合は鉄筋コンクリートの躯体がまだ使えるので、大規模なリフォームでも結果的にはそのほうが経済的でした」と、Nさん。お母様の年齢とともに大変になってきていた庭の手入れも考え、樹木の垣根からアルミ製のフェンスにしたりと、外回りも併せての改修です。

「いざ改修となって壁を剥がしてみると断熱材が入っていなかったり、配管など見えていないところの問題点も見えてきて大変でしたね。でも、リフォームを終え、こうして暮らしてみると家の密閉性が良くなって、冬寒かった家が暖かくなりました。母は"和建設さんのおかげで長生きできる"と言っています(笑)」。恐縮するばかりです。

リフォームをして、一番変わったのは主人です。

N邸は1階がお母様世帯、2階がNさんご夫婦の世帯。「それぞれに生活時間が違うので、お互いに気兼ねなく快適に暮らせるように私たち用の玄関も作りました」。2階のN邸は白を基調としたスタイリッシュなDKリビングと寝室、書斎、バスルームなどを持つマンション感覚のワンフロア。「以前、2階には20帖の続き和室と内縁、寝室が2つ。今は家でおきゃくすることもありませんし、使わないままの無駄な部屋になっていた」のが実情。

それが奥様の希望で洗練された空間に生まれ変わりました。キッチンはアイランド型に。バスルームはミストサウナ付きの癒し空間に。寝室は落ち着いたブラウンを基調にコーディネート。「でも、リフォームして一番変わったのは主人。旅行に出かけても『家のお風呂がいいね、家のベッドがいいね、やっぱりおうちがいいね』と言います。私もあまり家から出なくなりました。家が楽しいが、リフォームのコンセプト」と、奥様。まさにリ・ライフです。

「面白いのはリフォームを済ませてから、やたら周囲のお宅が気になり始めたこと。逆にご近所も気になるようで、お向かいが塗り替えを始めました(笑)」とNさん。家ってやっぱりすごいです。

LDK

白を基調にしたおしゃれなDKリビング。元は続き和室でした。「お客様が、今どき、こういう大きな空間は珍しいと言ってくれますが、元々の躯体を生かして和建設さんが計画してくれた」。アイランド型キッチンの後ろの食器棚はガラスではなく、透けて見えないように特注。上質で洗練された空間です。

  • リフォーム前
  • リフォーム後

改修中の2階。内装材を全て取っ払い、しっかりした躯体だけ残してリフォームが始まりました。

1階のお母様世帯の玄関から眺めた外観。昔ながらの玄関からモダンな玄関に大変身しました。

バスタブはゆったり大きめ。ミストサウナ、テレビもつけました。「主人はそれまでゴルフ場やジムで汗を流して来ることが多く、あまり家のお風呂を使わない人だったのですけれど、今はわざわざ入りに帰って来るようになりました」と奥様。

1階はお母様とお姉様が暮らす世帯。壁面収納を多く採り、すっきり片付くDKリビング。玄関脇の和室は、リフォームしないまま我が家のアルバムとして置いています。

担当者の声 築30年のN様邸は、その当時の最先端住宅でしたが、やはり今の暮らしには合わなくなってきていました。そこで、ゆったりした空間としっかりした躯体部分を生かした内外一新2世帯リ・ライフ。完成してから久しぶりにお伺いしたんですが、1階も2階もモデルハウスのようなしつらえで「気に入って頂いてるんだな〜」と帰りの車の中でにやげてしまいました。また、ゆっくりお伺いしてもいいですか?あのソファに座りたいんです(笑)。これからも末永くよろしくお願いします。担当:安部

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